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自転車と自転車保険

自転車の運転について

自転車は気軽に運転ができ、とても便利な乗り物ですが、他の乗り物もそうであるように危険な面もございます。
改めて自転車の運転についての注意点を確認しておきましょう。

1.自転車は「軽車両」です。事故を起こせば重い責任をともなうこともあります。

 自転車は免許も必要なく、子どもからお年寄りまで誰でも乗れる身近な乗り物ですが、「軽車両」です。
自転車運転中に歩行者等にけがを負わせてしまった場合には、

 ・刑事責任・・・ 重過失致死傷罪などの刑事罰

 ・民事責任 ・・・相手方に対する損害賠償

などの責任を負う可能性があります。

賠償責任

特に民事責任については、高額な損害賠賞を請求されるケースがあります。

 自転車 は 自動車 とは異なり、保険の加入が義務付けられていないため(自治体によっては加入が義務づけられている自治体もあります)、「保険で万が一の事故のために備えておく」という損害保険の加入率が低いようです。
賠償責任の保険に加入していない場合、損害賠償金の支払いは、加害者となってしまったご自身が直接負担することになります。

そのためいくつかの都府県では、自転車損害賠償保険の加入を条例により義務化しているところもあります。

2.自転車事故は未成年者で多発している

 自転車運転者の年齢層別交通事故件数(平成29年度)によると、

 16~19歳が最も事故件数が多く、19歳以下は全体の38%を占めています。

 また、対自動車、対自転車の出会い頭の事故は全体の五割以上を占めます。出会い頭の事故は大事故になりやすく、自転車の運転者ご自身が大けがを負ってしまう場合もあります。

また、自転車事故は全体として減少傾向にありますが、「自転車 対 歩行者」の事故は横這い傾向にあります。「自転車 対 歩行者」の場合、自転車側の過失が大きくなるケースが多く、そのため、賠償額の負担も大きくなる傾向にあります。
お子様が運転をされる場合、上記の実状をよく理解してもらい、安全に運転するようにご家庭でのお声がけが大事です。

3.自転車安全運転のポイント

 自転車の安全運転の一部を紹介します。

 1)飲酒運転の禁止

  飲酒は注意力が散漫になり重大事故につながる可能性が高まります。

  自転車 の場合も 自動車 と同じく飲酒運転は禁止されています。絶対にやめましょう。

 2)携帯電話の操作やヘッドホンを装着しながらの「ながら運転」の禁止

  周囲への注意がおろそかになり、衝突の危険性が高まります。

 3)二人乗りや並列運転の禁止

  自転車の二人乗りや並列運転は危険とされています。
  ※幼児を幼児用座席にのせての運転など一部のケースをのぞく。

 4)自転車整備の習慣化

  乗車前にライトの点灯、ブレーキの効きが正常か、自転車に不備がないか等を確認することを習慣にする。

 5)見通しの悪い場所の安全確認

  出会い頭の事故が自転車事故の多くを占めています。一時停止の標識があるところはもちろんのこと、そうでないところでも一時停止を行い安全確認をしましょう。

自転車は手軽に様々な場所へ行くことの出来るとても便利な乗り物です。
しかし、事故が起きてしまうと お相手、ご自分 ともに大きなケガにつながる可能性もある乗り物です。
ご自身を守るためにも、他人をけがさせないためにも、安全な運転を心がけましょう

また、事故が起きてしまった際に保険加入の有無がとても重要になってきます。

自動車を使用するので自動車保険を契約するように、自転車をお使いの場合は自転車保険で備えましょう。

自転車のための保険は様々な種類があり、いろいろなニーズに沿った形でご契約が可能です。

平和総合保険センターへお問い合わせいただければ、ニーズに沿ったご提案をさせていただきます。

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