広島の飲食店の火災保険(店舗保険)(火災・賠償・休業・労災)
飲食店を営まれておられる皆様。特に賃貸の店舗で営業をされていらっしゃる方にはどんな保険が必要なのでしょうか?
火災や台風・水災などによるお店の設備や商品への損害、それに付随して起こるお店の休業のリスク、食中毒が起きてしまった場合のお客様への賠償、食中毒に伴う休業によっておこる利益減少、他にもお客様への損害賠償や従業員の方が勤務中にけがしてしまった場合の労災リスクなど、想定できるリスクやそれに備える保険は多岐にわたります。すべての保険を掛けることが一番安心ではあるのですが、その前に「どんな保険」があり「ご自身のお店の場合はどんな補償が必要なのか?」 を把握しておくことが重要です。
飲食店で想定されるリスク 財物損害 賠償責任 休業損害 労災補償
財物損害 |
火災や風災・水災、盗難、破損汚損などの自然災害や偶発的な事故による損害 |
賠償責任 |
☆お店の施設の管理が原因となった事故
☆お店の業務の遂行が原因となった事故
☆食中毒や異物混入など調理・製造した食品が原因の事故
☆大家さんへの借家人賠償責任 |
休業損害 |
☆お店やお店の隣接物件への損害で休業となってしまった場合の利益の減少
☆食中毒・特定感染症をおこしてしまい休業となってしまった場合の利益の減少 |
労災補償 |
☆店主・従業員の労災事故による死亡、後遺症、入通院
☆労災事故が起こってしまった場合の従業員、遺族に対する賠償責任 |
お店の財産を守ること、お客様への賠償責任、営業を休業しなくてはならなくなった時の備え、従業員の方への補償と従業員の方への賠償責任。
どんな補償を保険金額はいくらまで備えるのか。経費や費用対効果の問題もありますので慎重な検討が必要となります。
飲食店の方のための保険
損害保険会社各社はそれぞれ「飲食店の方のための保険」を販売しています。
名称は昔は店舗総合保険と言っていたのですが、現在はそれぞれの会社で異なったネーミングになっています。
補償の内容もそれぞれの保険会社で少しづつ違いがありますし、一つの保険で上記の「財物、賠償、休業、労災」すべてを補償できるといった商品はあまりないので、全てをカバーするには2~3つの保険に加入する必要があります。
それでは「財物損害」「賠償責任」「休業損害」「労災補償」の保険を具体的に見ていきましょう。
財物損害 財産の補償
財産の補償は「お店のもの」を補償する保険です。賃貸店舗の場合は保険の対象としては
が主な対象財産となります。
【設備・什器に関して、「建物は大家さんの保険」なので「自分のお店は机・椅子と食器ぐらい」と誤解されている方がいらっしゃいます。建物は確かに大家さんの保険なのですが、内装外装、看板などはお店を借りている店子さんの設備・什器に含まれる場合が多いので注意が必要です。】 詳しくはこちらをご覧ください。(保険金額や水災補償)
補償の中身としては、火災保険がベースとなり
- 火災、落雷、破裂、爆発
- 風災、雹災、雪災
- 水災
- 盗難、水濡れ、物体の衝突、騒擾
- 破損、汚損
上記のような補償があります。近年は多くの保険会社で選べるタイプの保険が販売されていて、上記の
・火災、落雷、破裂、爆発
をベースにして、そのほかの補償は「付けたり外したりが可能なセレクトタイプ」が主流となっています。
必要な補償を選ぶことにより保険料を安く抑えることができる仕組みになっています。
【水災の補償に関しては「同じ保険」でも異なった補償を選択できるものがあり、保険金の支払い条件や支払われる保険金の限度額が違うケースがあります。水災補償パターンを選択できない保険では限られた限度額での補償しか受けれないこともありますの注意が必要です。】 詳しくはこちらをご参照ください。(保険金額や水災補償)
賠償責任保険 施設の所有、使用、管理の補償 業務遂行中の補償 借家人賠償責任 生産物の補償
お店の賠償責任保険は多岐にわたります。事故の原因が「施設の管理」なのか、「従業員の業務遂行中」に起こったことか、あるいは「食中毒」なのかによっても違いますし、「お客様に対して」だけでなく「店子として大家さんに対して」賠償責任を負うケースもあります。
施設の所有・使用・管理の補償
- 店舗の看板が落ちて通行人にけがをさせてしまった。
- 調理場より水漏れを起こしてしまい、階下の店舗の天井や壁、商品を汚損してしまった。
業務遂行中の補償
- 食事を運んでいる際、誤ってお客様にこぼしてしまい衣服を汚損。
- テーブルを拭いている際、後ろのお客様に気付かずぶつかってしまいケガさせてしまった。
- 自転車でお蕎麦を配達中、通行人にぶつかり大けがをさせてしまった。
借家人賠償責任
- 賃借している店舗を調理中の火事で焼失させてしまった。
生産物の補償
- 調理した食品が原因でお客様が食中毒を起こしてしまった。
- 調理したハンバーグの中にガラス片が入っていてお客様が口の中を切ってしまった。
賠償リスクはいろいろとありますが、特に飲食店の方は食中毒のリスクがご心配ではないでしょうか?製造・販売した飲食物が原因で食中毒や特定感染症により被害を受けてしまったお客様への賠償です。火災保険などには特約で食中毒などの生産物賠償責任を付加できるものはあまりないため、火災保険とは別に賠償責任保険にで備える形になると思います。各保険会社が食中毒の補償も含めた飲食店の方のための賠償責任保険を販売してますのでご検討されるとよいと思います。
休業損害 休業の補償
火事や台風のような自然災害などでお店損傷してしまった
設備・什器等は火災保険などの財物補償が付いていれば補償されますが、お店を休業しなくてはならなくなった場合の休業補償も保険で備えることができます。
- 火事で店舗入り口が焼けてしまい2週間休業した
- 隣接店がガス爆発、自店舗は被害はなかったが隣接建物の倒壊で店舗入り口が使用できなくなり1週間休業
- 自店舗で食中毒を出してしまい3週間休業
また、休業期間が短くなるよう支出した費用も対象となる休業保険もあります
- 臨時店舗の賃料
- 事故による営業収益の減少を防止するための残業代
- 休日出勤手当
お店としてはなるべく早く営業を再開してお客様に他のお店ではなく自分のお店に来ていただきたいですよね。そのための費用も補償される休業保険もあります。
休業補償についてはこちらも
労災補償 店主様と従業員の方の補償
「業務上のケガや病気は絶対に起こらない」 という事はまずありません。病院に行かなくてもいいような程度のケガならいいのですが、入院や通院が必要な場合や、万が一お亡くなりになってしまったといった場合の備えはどうすればよいのでしょうか?
- お皿をかたずけているとき滑って転んでしまい右腕を骨折
- 材料買い出しに行く途中に自転車とぶつかって大ケガ
- 調理中油が顔にかかり大やけど、後遺症も残ってしまった
従業員やアルバイトの方だけでなく店主様にも備えは必要です。また、万が一従業員の方が労災事故でお亡くなりになってしまった場合、遺族の方から訴えられた。あるいは従業員の方が労災事故の可能性のある身体の障害を被ったとき弁護士に相談する費用。
パワハラ、セクハラ、不当解雇などで訴えられてしまった。
労災に付随するリスクも様々です。
お店の火災保険や賠償保険などトータルの相談
それぞれのお店が「どういった立地条件」で「従業員構成」で「内外装は誰がお金を出して工事をしたのか」「1日当たりの粗利はいくらか」など違ってきます。また、「店舗の構造」や「付加する補償」、「保険の金額」で保険料はいろいろなプランが建てることができます。
お店のトータル補償のご相談に弊社 株式会社 平和総合 をご利用いただけると幸いです。
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082-246-7600
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